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グリーンカルバートを使用したバルコニー作り

施工後写真

先ず今回お庭の写真をご提供いただいき、ご理解いただいたお客様にお礼と感謝を申し上げます。

施工例

施工前
施工後
施工前
施工後

施工にあたってのポイント

現状では購入して10年以上経過しているプランターや鉢などが雑然と配置してある状態でした。

施主様のご希望として、金属で組んだ枠の中を不織布で囲ったグリーンカルバートを使用する。

この商品は通気性、透水性に優れているため、健康な土を維持するのに最適なものになります。また、重量も軽く10年〜は軽く長持ちするものでこちらを使用する事とトキワマンサクの赤と白を使用し生垣を造るというお話がありました。また、現状にあるシマトネリコも上手く活かして欲しいというご提案もいただきました。

早速、施主様とご相談&ご提案を繰り返しその他の植物や数量、プランターの配置等の打ち合わせを行っていきました。

作業中風景

作業中風景01

グリーンカルバートを設置して植物を仮置きしている状態。

また、既存のシマトネリコの固まった根をほぐし細根の発生を促し再度植え替えする準備をしています。

バルコニーが3階でお隣の目隠しもあまり気にならないようなので周辺のサクラやクスノキに合わせた配置を考えていきました。

作業中風景02

トキワマンサクを軽量土、改良土と一緒に混ぜ合わせ植え込んでいく作業になります。

屋上用の軽量土は排水層がいらないために植木の環境造りにも非常に効果的なのですが、弊社では更にオリジナルの改良土をブレンドして肥料分を多く含ませ栄養と体力のバランスを考えていきます。

また、表面には風による飛散防止や保水性を保つためにアカマツ材使用のマルチング材で覆っていきます。

作業中風景03

3階バルコニーである為に台風時などには強風が吹いてしまう事もあるそうです。その時に備えて樹木への支柱はしっかりと設置しておかなくてはいけません。

針金、シュロ縄等を使用してしっかりと固定していきます。

また樹木が若いうちは根をしっかりと土中に這わせるためにも支柱は重要な役割をいたします。

素材のご紹介

グリーンカルバート

グリーンカルバート

金属で組んだ枠の中を不織布で囲ったプランター。

この商品は通気性、透水性に優れているため、健康な土を維持するのに最適なものになります。また不織布にカッターなどで切り口を造りアイビーなどを垂らし植物を生育させることも可能になります。

耐久性も強く10〜20年程度は十分に使用可能です。見た目にもオシャレな雰囲気なので洋風の雰囲気にも合う商品となります。

植物

植物

洋風な雰囲気を演出するために用意したトキワマンサク、オリーブ、モッコウバラ、ブルーベリーなどは施主様と良く吟味して選定いたしました。

春〜秋にかけて花や実をつけてくれるので四季を通してベルコニーを楽しましてくれると思います。

屋上用軽量土と改良土

屋上用軽量土と改良土

建設廃材の発泡コンクリートと農業廃棄物を原料として作った、リサイクル土壌です。

肥料入で、黒土に匹敵する生育状況です。保水性・透水性・通気性にも優れ、排水層も要らないのが一番の特徴でしょうか。

また、弊社オリジナルの改良土とブレンドする事により植物のより良い成長を促します。

作業を終えて

施主様のイメージとして使用する素材が幾つか決まっていたので他の素材をいかに違和感なく合わせて満足していただけるかを考えてご提案いたしました。

また、それらの素材を活かせるような土壌や支柱などの脇役の選択も弊社ならではのご提案となったと思います。

あと数年もすれば植物が健やかに成長してバルコニーを華やかに彩ってくれることと思います。

グリーンカルバートも経年劣化をして雰囲気がでてきますのでより味のあるバルコニー造りをなさっていただけるのではないでしょうか。

奥様や旦那様にも喜んでいただけたのも非常に嬉しく思います。

和田造園BLOG