先ず今回お庭の写真をご提供いただいき、ご理解いただいたお客様にお礼と感謝を申し上げます。
坪庭風和風庭園 施工例
施工にあたってのポイント
造ってから20年ほで経過した花壇の改修工事のご提案になります。
生け垣兼灌木として植栽されているツゲが大きくなりすぎてしまっている、またツバキも大きくなりすぎて目線部分に枝が無くなってしまったという問題点があり改修したいというご意向でした。
施主様のご意向としては既存のシャラは残して洋風な花壇にしてほしいとのお話でした。また、もうひとつのご要望として、あまり手間がかからない花壇にして欲しいのご相談もおうけしました。
何回かお打ち合わせを重ねて花壇に合う素材選びを行い、スケッチ、図面等どのご提案をおこなっていきました。
早速、施主様とご相談&ご提案を繰り返しその他の植物や数量、プランターの配置等の打ち合わせを行っていきました。
イメージスケッチでのご提案
植物の写真等だけでは、なかなかイメージがつきにくいと思いますので、和田造園ではお打ち合わせ初期段階でのスケッチでのご提案を行っています。
2.3パターンのご提案を行いながら素材選びを吟味していくという流れになっておりますので、段々とイメージが湧いてくるのではないかと思います。
今回のポイントとしては花壇内手前から奥に向かっての立体感や既存木と新植する植物とのバランスなどのイメージでしょうか。
平面図でのご提案
植物等の配置図となります。
だいたいの位置やバランスをこちらの図面で確認していける形になっています。
こちらもスケッチとの連動により2.3パターンの作成を行っていきます。植物の数量などがこちらでお話していけるようになっております。
素材のご提案
素材については写真付きでのご説明になります。
実際に施工した写真なども織り交ぜながら施工材料のご説明をしております。
また、砂利やチップなどは現物をお持ちして見ていただきイメージを固めていただければと思います。
作業中風景
まず、既存のツゲを撤去していきます。
既存のものは20年ちかくも経っているのでこれを撤去していくのが時間のかかる作業になります。その後、植物が育つために必要な養分を含ませた土壌を混ぜて十分に耕転させてから植物を仮置きしてバランスをみていきます。
やはり、イメージしていた場合とは異なり配置などを変更して良い空間になる場合もありますので施主様と十分に打ち合わせて素材を活かせる空間造りをおこなっていきます。
素材のご紹介
シルバープリペット
生垣を撤去し植栽した植物。今回は施主様のご要望でこの樹種に決まりました。
丈夫で落葉樹のように柔らかな伸び方をします。
成長は早いのでこまめに手を入れてあげるとよいでしょう。
ガーデン砂利(ピンク)
洋風の雰囲気をだしたい場合などにオススメの砂利。
他にイエローやブラウンもあります。
中国産の天然石になります。女性は特に好きかもしれませんね…。
ハーブ.地被類
花壇部分には様々な葉色のものを合わせてみました。
成長して混ざりあう感じを狙いました。
また、花の咲く時期も考えて年中花芽をつけている花壇をご提案いたしました。
作業を終えて
今回は、施主様も途中までお立ち会いいただき施工していったのですが段々と花壇が和風から洋風に変わっていく様子にとても喜んでくださいました。
テーマであった洋風な花壇の雰囲気が上手くだせたんではないかと思います。
また、使用した植物も病害虫に強いので日常的なメンテナンスも軽減されるのではないでしょうか。あとは、四季折々に咲いてくる草花を見て楽しんでいただければと思います。