和風と洋風を楽しめるお庭造り

先ず今回お庭の写真をご提供いただいき、ご理解いただいたお客様にお礼と感謝を申し上げます。

和風庭園

 和風庭園 施工前 写真 画像
和風庭園施工後 写真 画像

洋風庭園

洋風庭園 施工前 写真 画像
洋風庭園 施工後 写真 画像

施工にあたってのポイント

<ご相談&ご提案>
今回、作庭していくにあたり施工主様側からのこだわりのご提案がありました。

  • 和室から眺める景色には和の空間をつくりたい。
  • 本物の素材にこだわり、経年劣化しても味わいがより良くなるもの。
  • フラワーデザインの先生でもあった奥様はイギリス庭園の花や葉に囲まれるような空間をつくりたい

お打ち合わせを重ね、和室からの眺めには和風庭園を 、リビングから見える眺めには洋風庭園 を作庭し融合させていくことになりました。いかに不自然なことなく調和させていくかという事がポイントとなっていきます。

奥様がモミジがお好きという事でモミジをシンボルツリーとして、それを境に和風、洋風を作庭していく事になりました。また、堤様からのご要望もありお庭に使用していく石の種類.形、植物の選択などもご一緒にご相談しながら決めていく形をとりました。

やはり、造園材料をご自分でお選びになり納得していく事は末永くおつきあいしていくお庭により愛着が湧いてくると思います。

造園材料の選択

お庭に入れる造園材料はまさに骨格、どんなに良い設計図があっても石や植木の選択を間違えれば味わいは半減してしまいます。もちろん私達造園家に一任していただいても構いませんが、ご自分でも納得しながら材料を選択したいという事であればご一緒に選んでいく事も大歓迎です。

材料ひとつに思い入れが強くなり、お庭を大事にしていく事は私たち造園家にとってもとても嬉しいことです。世田谷という恵まれた立地条件なので植木畑、石材店なども近くにあります。

造園素材選びをすることによってより、ご自分で「造る」ことを味わっていただけると思います。

石材店

石 素材 画像 写真

和風庭園においてやはり主役は石になってきます。角度によって様々な表情を見せ、また川石、山石、や産地により特徴も変わってきます。とても難しいですがそのお庭に合う石を選択でき、しっくりと馴染んだ時の満足感は言葉に代え難いものです。

石を見る目はやはりセンスと経験がものをいいます。

親方も黙ってはいられずひとつひとつ吟味し検討を重ねていきます。今では希少になってきた京都の鞍馬石が少量入荷しており、その石の嫌みの無い錆感などがイメージにぴったりという事で満場一致で種類は決定いたしました。

植木畑

植木畑 植木選び もみじ 写真 画像

植木選びにも様々な基準があります。

お客様のご要望に合い尚かつその他の造園材料とも調和するものを選ばなくてはなりません。そのため実際に植木畑にある樹種を選んでいくのはイメージが湧きやすいと思います。

やはりメインのモミジには時間がかかりました。

多方向から見ても樹形の良いものを選び抜いていきます。こちらも親方の経験が光りました。また、それを基準に和のもの、洋のものを選んでいきます。今回もうひとつポイントとしてお庭を調和させるため低木類に共通のものを多数使用しました。

施工

細かい部分にもこだわりひとつひとつ丁寧に仕上げていきました。

家の施工と違い設計図をもとに忠実に仕上げていくのではなく現場での話し合いや状況から感性や発想で作成していく部分が多くあります。

そこが難しくもあり個性にもなっていく部分となります。

竹垣

隣家との境が無機質なフェンスなので竹垣で仕切りたいというのがご主人のご要望でした。

また御簾垣にする事により主張しすぎずに他の造園材料も映えるというのもポイントになります。素材に唐竹を使用する事により青竹から黄色く変化していくのを楽しめるのも特徴のひとつになります。

沓脱.飛石

沓脱.飛石には京都の鞍馬石を使用しました。最近出回っている甲州鞍馬石よりも色に落ち着きがあり希少度的にも価値がありものとなります。

また、実際に飛び石を使用していく「用」の用途ではなく観賞するためのものと割り切り設置いたしました。沓脱の高さ、配置の設定した親方の腕には脱帽です。

植栽

最近の傾向として、「小葉.株立ち」のものを使用してナチュラルな雰囲気を醸すお庭が和.洋問わずに増えてきました。今回は更に厳選して、和のほうに屋久島原産である「ハイノキ」、爪楊枝の原料にもなる「クロモジ」を植栽し、洋のほうには新しい品種である「常緑」「ヤマボウシ」.東京の気候に合う鹿児島産の「シマトネリコ」.花.実.紅葉を楽しめる欲張りな「ジュンベリー」などを配してみました。

また、和→洋への部分には「スイカズラ」をフェンスに絡ませ派手すぎないように変化させていくことに気を配りました。

景石(筑波石.六方石)

写真手前でアクセントになっている六方石は希少な伊豆産のものになります。
土留めや縁石などによく使用されるのですが、現在流通しているものは中国産ものであり国産ものは採取禁止となっています。

今回は、親方の見立てにより和田造園の資材置き場からの採用となりました。

また、奥側の筑波石は石質的に堅いので加工されることは少なく今回のように自然石のまま景石としてよく使われます。風化して錆がでてくると黒褐色になるのも特徴になります。

砂利

京都の白川砂利 写真 画像

京都の白川砂利を使用しました。

砂利の明る過ぎない色が庭の雰囲気を一層引き締めます。

ウッドチップ.マルチング材

ウッドチップ.マルチング材 写真

洋風のほうのカバー材として、植え込み内にはマルチング材を、通路にはウッドチップを敷き詰めました。マルチング材は水分蒸発を防ぐほか雑草の発生を防ぐ効果もあります。
ウッドチップの大きさは小さいお子様でも歩きやすく足が沈み込まない大きさのものをご提案いたしました。

土留め

土留め、水道の飾り 写真 画像

細かい部分にも手を抜かずしっかりとこだわりました。ウッドデッキ下部分などの土留め材に和には竹を使用し、洋には焼き板を使用して砂利やウッドチップの流出を防ぎます。
見えにくい部分ですが完成度は変わってきます。

水道の飾り

土留め、水道の飾り 写真 画像

むき出しの水道部分は黒穂で編み込み、受け部分には筑波ごろた石をランダムにころがして風情を持たせました。

ひと飾りを加えることにより水道が存在感のあるアクセントに変わっていきます。

実用も兼ねていてウッドフェンスとの相性もよく合っています。

また、隣に植栽した「ハイノキ」が生長してくればより馴染み趣きが深く変わっていきます。

作業を終えて

お家に見劣りしないお庭造りをというコンセプトのもと設計段階から考えてきました。
ご主人が味のある物がお好きなのでこちらのほうもご提案等もしやすくご主人、奥様とご相談しながら楽しく作庭させていただきました。特にフラワーデザインの先生でもあった奥様の植物の配置などには勉強させていただく部分もあったほどです。
今後もより充実したお庭のある生活をサポートできるように年間管理、ご提案などもしていきたいと思っていますので今後とも宜しくお願いいたします。

ご依頼主様の声

和田造園さんはを知ったきっかけはネット検索です。初めのお電話の対応といい我が家にすぐ見に来てくれた親方のお人柄といい、お任せ出来るなと思い今回我が家の和風+洋風造園をお願いしました。石や植木植物を実際に一緒に選びにいき、いろいろお話をするに従いお互いの趣向もよくわかり、またその過程も楽しむことが出来ました。出来上がりは期待以上でした。特に和風庭園の石の配置、置き方はなるほどプロだなと思わせるもので、じっくり選んだ植木(特にモミジ)とマッチして満足です。心をこめて仕事をして頂きありがとうございました。

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