施行にあたって
樹木の本来の姿を知らずに植栽してしまい、50~60㎝程度だった植物が気がついたら
3mを超えるような大きな木になってしまった、、という体験は皆様もあるのではないでしょうか?このお仕事をしているとこのようなご相談をうける事が大変多いです。
今回、ご紹介しますH邸もやはり成長の早い樹木の常連であるネズミモチとコニファー(
グリーンコーン)がお庭の大部分を占めてしまい、テラスに日が当たらなくなって困ってしまった、、というご相談をお受けいたしました。
大きくなってしまった樹木は、当然の事ながら土の中にある根も地上部同様に成長しています。配管などに絡み付いて、まずご自分で根を抜くには不可能な状態となってしまいます。下手にスコップなどで掘ってしまいますと水道管を破裂させてしまったりというハプニングもおきてしまうかもしれません。穴を掘りながら注意深く確認をして作業を進めていきます。
施行前の写真
スモールスペースへの樹木のご提案
今回、新しく選んだ2本の樹はギンバイカとイチゴの木になります。
お隣の駐車場との境に植えたギンバイカは目隠しもしたいけれどテラスにも日光が欲しいという奥様のご要望にぴったりの樹です。
成長もゆっくりで小葉が風にそよぐ姿は涼しげで爽やかな印象を与える常緑樹です。
5月頃から白い小さい花をつけ秋には実をつけて楽しませてくれます。
一方、イチゴの木は僕は好きで良く植えさせてもらうのですがバラ科ではなくツツジ科で
成長はとてもゆっくり。鉢植えなどにも耐えて日当りの良い場所でも元気に花を咲かせて
くれます!冬に花をつけるのですが、それから1年をかけて果実をゆっくりと大きくさせていきます。果実は、、、結構美味しいですよ!
暗かったテラスも日光がしっかりと注ぐ場所になり、とても気持ちのよい空間となりました。奥様も花、実を楽しみにしていただいているようで何よりでした。