坪庭風和風庭園

施工後坪庭側写真

先ず今回お庭の写真をご提供いただいき、ご理解いただいたお客様にお礼と感謝を申し上げます。

坪庭風和風庭園 施工例

坪庭側 施工後
玄関前 施工後

施工にあたってのポイント

「新築したお家にあうような和風庭園を造りたい」

という施主様からのご相談がありました。
現状はホームセンターで買ったものや貰いものなどを植えている状態です。

施主様のご両親にも納得していただけるような渋い雰囲気のあるお庭というご両親思いのコンセプトも大事なキーワードになりました。

<ご相談&ご提案>
  • 万年塀を隠せるような竹垣を作成したい
  • 竹垣に合うような砂利敷きのある和風庭園を希望
  • ご両親がお好きなモミジをお庭に入れて、それに合うように季節ごとに花が咲く低木を植えたい

イメージスケッチでのご提案

イメージスケッチ

まずは、だいたいのイメージと方向性を決定するためにスケッチでのご提案をいたしました。

2.3パターンを用意してお打ち合わせをしながら施主様のイメージに近いものを選んでいただきました。

今回は、「灯籠」「ダイスギ」「杉苔」「建仁寺垣根」を基盤に伝統的な坪庭風和風庭園をイメージして作成することになりました。

スケッチする事により空間のバランスや異素材の材料を合わせた時の雰囲気などがイメージしていただけたらと思います。

平面図でのご提案

平面図

実際に材料の数量や配置等を平面図にて確認していきます。

こちらでのご提案でよりイメージを具体的にしていただけたらと思います。

今回は特に坪庭風和風庭園の部分の図面をお打ち合わせしていきました。

材料のご提案

実際に使用する材料を、左のような資料を使ってご提案いたします。写真と説明を記しておりますのでご検討の材料となると思います。

これ以外にも施工例を織り交ぜながらご紹介してイメージしていただく場合もございます。

今回はこの素材の中で気に入られたものを中心に、施主様とご一緒に地堀屋さんの植木畑に実際に植木を確認しに行きました。

また、石材店などもご一緒にまわり、使用する灯籠や飛び石などの材料を実際に選んでいただくなど、ご納得していただける素材選びをおこなってまいりました。

作業の流れ

建仁寺垣根の作成

建仁寺垣根の作成の様子

まずは、お庭の主役となる建仁寺垣根を作成していきます。

高さはあまり圧迫感を与えないように万年塀より少し高めに設定します。

竹垣は、初期の青竹の状態からだんだんと黄色くなる味わいが楽しめる自然竹での作成が和田造園のオススメです。

竹の自然の曲がりも味になってきますので現代社会に減りつつある「手造り感」が楽しめます。

外周部分砂利敷き作業

外周部分砂利敷き作業の様子

建物外周部分が裸地であったために砂利敷きを行いました。

防草シートを敷き、3分砂利を敷き詰めていきます。

材料搬入と植栽作業

材料搬入と植栽作業の様子

吟味した材料を実際にお庭におろして配置を決めていきます。

飛び石と沓脱のバランスやダイスギの位置などでお庭の雰囲気が大きく変わってしまうので、一番楽しみなところでもあり、神経を使う部分にもなります。

施主様にもお立ち会い頂きながら、見た目と実用性の部分も含めて作庭していきます。

やはり、和風庭園においての親方の采配は見事で経験と実績があるからこその身のこなしをしていきます。若い衆はきっと沢山の事を感じて覚えている事でしょう。

こだわり

コンセプト通り!?

織部灯籠と建仁寺垣根

さび色の織部灯籠と建仁寺垣根、杉苔にダイスギという異素材が自然に調和した設計当初のコンセプ
トが集約されている部分です。

このお庭の一番のポイントとなる場所です。時間が経過することによりいっそう素材に深みが増して愛着がわいてくると思います。

ただし、杉苔は管理を怠ると弱っていってしまいますので水やり等はしっかりお願いいたします。

モミジを中心としたエントランス部分

エントランス部分

モミジを中心にして季節ごとに花が咲いていくように低木、草花類を配していきました。

また、冬でも寂しくないように常緑樹と落葉樹を混植し、花の色あいも白.黄.ピンクなどの淡い色にしてみました。

奥の坪庭とはまた違う自然風で楽しい雰囲気の玄関周りになったのではないでしょうか。

敷石のバランス

敷石のバランス

縁側の脇にある沓脱ぎを中心にして実用性と景観を考えて飛び石を配していきました。

沓脱ぎ.飛び石共に鞍馬石を使用しています。
渋い赤褐色の石は経年していくと赤黒い錆色がでてきて趣きが増していきます。

砂利には白川砂利の三分を使用しています。
こちらも和風庭園には良く使用される京都.白川が由来の砂利になります。白色をしたごくシンプルな砂利なので他の材料がより一層引き立ちます。

細かい部分へのこだわり

砂利部分の土留め

砂利部分の土留め

砂利部分とダイスギの植栽部分との境界部分には土と砂利が混ざらないように竹の節部分を頭にした土留めを作成しました。

手間のかかる作業になりますが手造り感が増していきます。

灯籠下の下草

灯籠下

灯籠下には下草を配してみました。

黒竜というタマリュウの品種改良ものになります。

名前の通りに黒い色をした植物ですので植物の緑や竹の黄色がかった色味のなかで、一株添えるだけでも充分に主張をしてくれる植物です。

竹垣の裏側

竹垣の裏側

どうしても隙間ができてしまう竹垣の裏側部分。

表からは見えない部分ですが雑草なども生えてきてしまうので砂利を敷いていきます。

このような部分への配慮に作品の完成度もかわってくるのではないでしょうか。

作業を終えて

全景

当初のコンセプト通りに竹垣で万年塀を隠し、また新築したお家に合うような坪庭風和風庭園が完成したのではないでしょうか。

竹垣の高さを多少上げる事によりお隣の視線を遮る効果もありました。

また、玄関側からのエントランス部分には既存の植物や景石を活かし、そこに季節折々の植物を加えていき、坪庭側とは違い賑やかな雰囲気に仕上げました。

こちらのスペースは施主様のお好みでお好きな草花などを植えられて楽しんでいただければと思います。

ご依頼主様の声

会社の先輩の紹介で和田造園を利用させて頂きました。

家を新築するために一旦庭も更地にしたので、全くのゼロからの庭造りとなり、庭のイメージを固めるところから、石や植木選び、実際の施工の立会いまで楽しんで参加させて頂きました。

和風の家なので和風の庭が良いぐらいの漠然としたイメージからスタートしたのですが、和室の前はダイスギと苔と白砂利の古典風、玄関へのアプローチは季節の花が楽しめる雑木風という和風ながらも軽やかさのある庭が完成しました。

特に和室の前の部分は親方の的確なアドバイスもあり、品格のある素晴らしいものに仕上がりました。また実際の施工も丁寧な仕事振りで大変満足しています。

アプローチの花も順番に咲いており、毎日庭を眺めるのが楽しみになりました。これからもメンテナンス等で長くお付き合いさせて頂きたいと思っています。

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