先ず今回お庭の写真をご提供いただいき、ご理解いただいたお客様にお礼と感謝を申し上げます。
施工例
施工にあたってのポイント
2年ほど前に家は建てたのだけどお庭のほうまで手は加えていなくて…
(このようなお問い合わせは非常に多いです)
雑草がひどくて手がつけられないとのご相談をうけました。
施工前の写真でもおわかりの通り通路以外は雑草畑になってしまっています。施主様のイメージは建物に合うように玄関までのエントランス部分はモダンな感じに。他の部分は雑草が生えないように手がかからなくしたいとのご要望でした。
施主様のイメージが強くあったのでご相談を重ねてご一緒に素材選び等を行っていきました。
土留め板の作成 防草シートの設置 砂利敷き
芝生を全面撤去して地面を均しそこに防草シートを設置していきます。
建物周りの部分は雑草が生えてこないように手がかからなくしたいとの事でしたので防草シート&砂利敷きを行いました。
また、地盤が法面になっているので土留め板を設置する事により段差をつけて砂利の流出を防ぎます。
土留め板には腐りにくい松材を利用します。
更に焼きを入れて、より腐りにくくなり見た目にもシックな感じになります。
クロチク植栽
玄関までのアプローチには通行の邪魔にならずに和モダンなイメージをだすためにクロチクを植栽しました。
クロチクは一般的なモウソウチクとは異なり成長が遅くあまり大きくなりません。また、幹が株立ちのものが多くそれぞれ細いので繊細なイメージを与えます。
一番の特徴は幹が黒い事です。新緑の葉と黒い幹とのコントラストは和モダンのイメージの坪庭などにもよても良くマッチします。
那智黒石を使用した砂利敷き
玄関までのアプローチに敷く白玉砂利と植栽部分のコントラストをより明確にする為にクロチクの下に那智黒石を敷き均しました。
この石は和風の室内店舗などにもよく使われる黒石になります。雰囲気をよりモダンなイメージに変えてくれ、アクセントとしても使用できます。
花壇スペース
奥様がガーデニングをしてハーブなどを育てたいという事でしたので土の部分を残しておきました。
ガーデニングスペースには良質な畑土を追加して収穫を楽しめるスペースにいたしました。
今回使用した砂利止めや土留め等の板は全てマツ材で焼きが施してあります。
細かいところですがこのような部分にこだわることで見た目のイメージや耐久性が大きく変わってきます。
作業を終えて
今回は大きく2つのイメージに分けて施工をいたしました。
玄関までのアプローチ部分は和モダンでシックなイメージ。
その他の建物周りは雑草が生えずに手間がかからない砂利敷きに。
どちらも施主様のイメージに近い形になったようで満足していただき良かったと思います。
和モダン部分は白と黒のコントラストがはっきりとしていて、クロチクを植えることによりシンプルなアプローチが演出できたのではないでしょうか。ライトアップ等を行うことにより、よりモダンな雰囲気は引き立ちます。
また、他の砂利敷き部分は施主様が悩んでいた雑草の処理がだいぶ軽減されます。後に鉢植えの樹木などを置いて楽しまれても面白いかもしれませんね。ガーデニングスペースも是非活用していただきたいと思います。
生活していくと細かい部分でのリニューアルが必要になってくるとは思いますので是非その際もご相談をいただきたいと思います。